物心ついた頃から、いつも“相棒”がそばにいたと話す、ワンデミーのドッグトレーナー大橋さん。盲導犬の訓練士を目指し勉強した彼女は、犬の幼稚園勤務、大阪ECO動物海洋専門学校の教師を経て、現在ワンデミーで家庭犬トレーナーとして活躍しています。これまでに1,000頭以上の犬のトレーニングを経験。ワンデミーで活躍する前は、トレーナーとして犬をなおすことができても、飼い主様と犬の関係性が構築できず「お家に帰ったらできなかった。ケージから出さずに飼います」と、歯痒い思いをしたこともあったそうです。この経験から、現在は独自の手法で “飼い主様も一緒に変わっていくトレーニング”を行っています。犬と飼い主様の信頼関係を結び、本当の意味で多くの犬と飼い主様の力になっている実感があると言います。ワンデミーは、オンラインとリアルのハイブリッド型ドッグスクール。全国各地の飼い主様と犬にトレーニングをすることができます。飼い主様自らがトレーニングできるようにお手伝いし、犬との生活をより良いものに変えていきます。ワンデミーでトレーナーとして働くことを選んだ大橋トレーナーに、これまでの経験やワンデミーで働く理由を聞きました。盲導犬と出会ったことをきっかけに訓練士を目指す小学生の頃「盲導犬クイールの一生」という本や映画を見て興味を持ちました。そんな私に、母が知り合いの盲導犬を連れた方を紹介してくれました。盲導犬は、静かに足元で待機していましたが、盲導犬ユーザーさんが「遊んでいいよ」と言ってハーネスを外すと盲導犬から“ふつうの犬”になったんです。「このわんちゃん、すごい!私はこの犬を育てる人になりたい」と思いました。その時から盲導犬訓練士を目指し、専門学校へ入学しました。盲導犬の授業があるからと入学した学校でしたが、入学した年に無くなってしまって。学校では介助犬と家庭犬の両方のトレーニングを学びました。例えば「口で咥えて持って、出して」は、介助犬がユーザーさんのサポートをするためのトレーニングです。介助犬のトレーニング経験があるため、家庭犬のトレーナーとなった今も、飼い主様のニーズに合わせて高度なトレーニングもすることができています。家庭犬のトレーニングって面白い。飼い主様と犬の架け橋へずっと目指してきた盲導犬訓練士でしたが、卒業の年に求人がなくて。授業を通して興味を持っていた家庭犬のトレーニングをするため、犬の幼稚園に就職しました。そしてその犬の幼稚園で、私のトレーナー人生の”師匠”となる方に出会いました。師匠は、特にひどい噛み癖のある犬のトレーニングを得意としていました。プロとして、どんな問題行動を持つ犬でも断らないというのは、その人から学んだ姿勢です。盲導犬は、賢くなるための血筋のもとに生まれます。だから生まれたときから賢い子たち。家庭犬はもともと賢い子ばかりではありません。みんなそれぞれに個性があって違いがあります。例えば同じ吠えの問題を持っていてもそれぞれ理由や背景が違うため、その子に合うトレーニングが必要です。一頭一頭に合わせたトレーニングをすることに大きな魅力を感じています。昔は盲導犬ユーザーさんと盲導犬をつなぎたいと思っていたけど、飼い主様と家庭犬をつなぐ架け橋になれたらいいんじゃないか、と思うようになりました。架け橋というのは、私が大橋なので…大橋が架け橋になりますと言ったらウケるかなと(笑)。「ケージから出さずに飼います」トレーナーとして忘れられない経験これまでたくさんのトレーニングをしてきましたが、飼い主様と犬の関係構築ができなかった時のことは忘れられません。幼稚園で勤務していた時に担当した子は噛み癖があり、受け持った当初はケージから出すこともできませんでした。根気強く接すると、心を開いてくれて撫でることもできるようになりました。出会った頃は一度も笑わなかった子がにこにこ笑うようになりました。トレーニングもできるようになってきたので、飼い主様と一緒にレッスンを始めることになりました。飼い主様がトレーニングを始めると、今は耐える時とか、叱る時というタイミングを外してしまうんですよね。飼い主様もこれまで噛まれた経験から不安も大きかったのだと思います。飼い主様と犬の信頼関係が築けず、お家に帰ったらまた同じように噛んでしまうことが続きました。飼い主様自身が「噛み癖をなおす!」という強い気持ちで犬に接してあげないといけないということを痛感しました。トレーナーの私と犬の関係構築はできても、飼い主様と犬の関係構築ができず、最終的に「ケージから出さずに飼います」と言われたこともありました。犬も飼い主様のことも助けられなかった経験から、トレーナーとして「犬の問題行動をなおす」だけでなく、「飼い主様も一緒に変わる」ことが必要だと考えるようになりました。ワンデミーなら、犬と飼い主様が変わるお手伝いができるワンデミーは、お家にいながら、飼い主様がトレーナーと一緒に愛犬のトレーニングができるサービスです。これまでトレーナーの手が届かなかった全国の飼い主様と犬を助けられることに魅力を感じています。実際にワンデミーでトレーニング指導を行う中で、飼い主様も一緒に変わっていくためには、トレーナーを信頼していただくためのトークスキルも大切だと改めて感じました。特にオンラインレッスンは、画面の向こうに飼い主様と犬がいます。対面であれば、噛まれるのも吠えられるのも私です。私はトレーナーだからどんなに噛まれても、吠えられても諦めませんが、飼い主様は吠えられ続けると諦めたくなるときもあると思います。意思疎通が上手くできない犬と向き合うことは、それぐらい辛いことです。この仕事は、まずはトレーナーの言葉を信じてもらうことからスタートします。そして、遠隔で犬と飼い主様の様子を見ながらトレーニング方法をお伝えして、飼い主様に実践していただきます。飼い主様の言葉や行動が徐々に犬を動かしていく。その積み重ねで、全国の飼い主様と犬が着実に変わっていくことを日々実感しています。大切にしていることは、1回のレッスンでどんなに小さなことでもいいから、飼い主様自身が「今日はこれができた」であったり、「大橋トレーナーに話してよかった」という安心を得られるようにすることですね。飼い主様に「やってみましょう、できますよ!」と言い続けて自信を与え、実際にできるようにするところまでが私の仕事です。ワンデミーで、トレーナーとして実現したいこと私の技術で助けられる犬は、全て助けたいんです。ワンデミーは、それが叶うと思っています。幼稚園などの店舗や訪問トレーニングだけでは、物理的に近隣の何十頭かしか助けられません。実際には、ドッグトレーナーの助けを必要としている飼い主様と犬は、全国各地に大勢いると思います。私が持っている技術や経験をもっと多くの飼い主様と犬に届けたい。ワンデミーで、犬との正しい接し方やトレーニングを学べる環境を広げて、多くの犬を助けたいです。インターネットにはたくさんのしつけに関する情報がありますが、犬種や年齢、問題行動の背景によって、効果的なトレーニングは違います。ワンデミーで出会う飼い主様からも「ネットで調べた情報でしつけをしてみたけど、なおらなかった」という声が多く寄せられます。困ったときに「まずはワンデミーに相談しよう」と気軽に頼れるサービスにしたいですね。最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?私は、趣味=犬なんです(笑)。何をしていても、どこにいても、常に犬やトレーニングのことを考えてしまいます。ドッグランでうちの子を遊ばせるついでに他の子を見ていたり、飼い主様と話してみたり。こんな問題行動を持っている子がいるとか、こんな場面でカーミングシグナルが出るんだとか、たくさんの飼い主様と直接やりとりして生の声を聞いています。たとえばインコのかわいい動画を見ていても、このトレーニングはどうやってするんだろう?とつい考えてしまいます。犬ならこうやってできるなとか(笑)。同じように自然と犬について考えてしまう人と一緒に働きたいです。そういう人に魅力を感じますね。ワンデミーではトレーナー同士の交流も盛んにやりたいと思っています。一緒に学び合って、トレーニング技術もトークスキルも高めていきたいですね。私がワンデミーで働きながら得たオンラインレッスンのノウハウや、飼い主様と信頼関係をつくるためのトークスキルも教えますし、これから預かりトレーニングも始まるのでトレーニング技術も間近で教え合うこともできます。お互いに自分に無い知識や技術を吸収しあって、さらに成長を続けたいです。ワンデミーというサービスに共感して、一緒にサービスを広げていきたいと思う方。ぜひ、一緒に働きませんか?お会いできることを楽しみにしています!